歯並びの悪さは、直接命にかかわるような病気ではありません。しかし見た目の悪さだけでなく、歯並びの状態によっては歯や歯ぐきに負担をかけることになります。その状態が長年続けば、年齢を重ねるにつれて急激に歯列の歪みが悪化したり、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
悩んでいる方は、これからの歯の健康とこころの健康のために、早めにご相談を受けることをおすすめしています。
歯みがきがしにくくなるため、歯間に汚れがたまりやすく虫歯や歯周病のリスクが非常に高くなります。口臭の原因にもなります。
幼い頃は気にならない僅かな受け口や出っ歯も、成長するにつれて顔全体の印象を大きく変えてしまいます。常に口が開いている人や、あごが細長い人などは歯列が原因の可能性が高いです。
食べ物をよく噛めずに飲み込むことで、あごや口の周辺の筋肉が弱くなるほか、胃や消化器官への負担も大きく、二次的な病気の原因にもなりえます。
きれいな発音をするためには、正しい前歯の噛み合わせや舌の動きが重要です。将来、歌手やアナウンサーなど、声の職業に就く場合、ハンディキャップになることがあります。
歯が重なっている部分が虫歯になった場合、その歯だけでなく周囲の何本もの歯を同時に治療しなくてはならないケースもあります。治療後も、メンテナンスが難しく経過が思わしくない場合が大変多いのも実情です。
見た目を気にして人前で話すことが苦手になってしまったり、いろいろな事に消極的になってしまう…というコンプレックスを抱える人はいませんか?歯並びのせいで社会的な活動の上でマイナスになるとしたら、それはとてももったいないことです。
いわゆる「出っ歯」や「受け口」「すきっ歯」などと呼ばれる不正咬合を予防したり、正しい位置に戻したりする治療です。しかも入れ歯や継ぎ歯を作る場合とは異なり、自分自身の歯で歯並びを整えて、よく噛めるようにすることを目的としています。
治療においては不正な位置に生えている歯を正しい位置まで動かすために、口の中に矯正装置を入れます。
装置には、取り外し可能なものや、常に口の中に固定しておくもの、夜だけはめるものなど、様々な種類があります。使用する装置は歯列の状態や年齢、治療の過程によって決まります。
不正咬合の状態や年齢によっても異なりますが、平均して2〜3年の治療期間が必要です。
場合によっては5年以上かかる例もあります。
口腔内には非常に細かい神経や血管がたくさん通っており、これらを傷つけないように慎重に治療を行う必要があります。しかも、固いあごの骨が正しい位置に移動しやすい状態を保ったまま、治療を進めなければなりません。そのため、治療には長い期間がかかりますし、ご本人の強い意志も必要です。
矯正治療において、「歯は抜きたくない!」とお考えの方も多いでしょう。
もちろん当院においても、やみくもな抜歯は行いませんし、極力健康な歯を傷つけることなく治療を進めていきます。
しかし、どうしても必要な場合は、永久歯を抜くケースもあります。
私たちの歯は、あごの骨の中の限られたスペースに生えていますが、それを広げるにも限界があります。そのため、スペース確保のために歯の本数を減らしてあごの大きさとのつり合いを取ったり、治療後の顔かたちや歯列の安定性を考慮して、どうしても必要な場合は抜歯を行います。
その場合も事前にご説明をいたしますし、抜くことによってできた場所は、残りの永久歯をきれいに並べることで埋まっていきます。
歯並びを治すことで、口元がキレイになるのはもちろん、コンプレックスを解消し、表情も明るく生き生きとなります。
これまで歯が重なっていたり上手く咬めていない歯があったりなどの理由で、汚れがたまりやすく、その上磨くことも難しかったお口の中が、歯磨きもしやすく上手になります。また、咬み合わせも良くなることで汚れもつきにくくなります。
笑顔に自信が持てるようになり、表情豊かな明るい笑顔の持ち主になれます。
顎の正しい成長を促し、顎関節や口の周りの筋肉を良い状態に保ち、正確なはっきりした発音ができるようになります。
時間と費用を使い、やっと手に入れたキレイな歯並びです。しっかりと毎日の手入れをし、検診も受けて大切にしていきましょう。
はじめはちょっと不安そうな表情を見せていたお子さんたちも、治療の説明を聞き、自分なりに納得すると、目標に向かってガマンしたり努力したりと体だけでなく、心も成長していきます。
そんなお子さんたちの姿を見ることは、私たちにとっても大変嬉しいことです。











